生姜湯

私は毎朝「生姜湯」を飲みます。

生姜湯の美味しさに感動したのは、福井県小浜にある曹洞宗「発心寺」様での臘八摂心でのこと。早朝の坐禅のときに甘〜い生姜湯が出されるのですが、それが美味しいの何の、疲労した心身をジワ〜と癒してくれました。

毎年、冬になると作って飲んではいたのですが、生姜を擂るのも結構な手間ですし、まして、発心寺様のような美味しいものができません。
何か良い方法はないかと思案したところ、知り合いの漢方屋さんを思い出しました。聞いて見ると、値段も、生のものを買ってくるより安いし必要な量だけ作れます。


早速、漢方薬局で買ってきた「生姜(しょうきょう)」の刻んであるもの10グラムを300cc程度の水に入れ、じっくりコトコトと煮出します。
これを3回に分け(1回分が80ccくらいでしょうか)甜菜糖と蜂蜜、もしくはメープルシロップを入れて甘めの味で飲みます。


この冬は暖かかったと皆さん仰いますが、私の住む所は、10時頃にならないと日が当たらないので、その分寒いです。しかし、この生姜湯を飲むので体が温かく過ごせました。風邪を引きそうになりながら、一晩寝ると治ってしまうこと数回。
いつもですと、日を追うごとに悪くなっていくのですが、何だか呆気ないくらい簡単に治ってしまいます。


風邪の引き始めは、喉や鼻の乾燥感による痛みですが、鼻や喉があまり乾燥しないためその心配もなし。喉や喉があまり乾燥しないのには「薪ストーブ」も関係しているのかもしれません。
薪ストーブの穏やかな温もりは、喉にも優しい暖かさです。
例年の冬には、寝ている部屋に加湿器をつけないと、のどが乾燥しすぎて眠れませんでした。それが今年は、一度も加湿器を使っていません。


生姜湯と薪ストーブのお陰で、冬の寒さにも懐の寒さにも負けず頑張っているワシなのでした。

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