脳みそ変じて・・・

ただいま、プリンターで印刷をしている間チョッと暇なのです。
その暇な時間をボーっとしていたのでは時間の無駄。

というわけで、好きな音楽を聴いたり本を読んだりしています。
音楽は、千円で買える心を満たすクラッシク、シリーズの「バロック音楽
本は高島俊男先生の「お言葉ですが・芭蕉のガールフレンド」

ほかに何もなくても、高島先生のこのシリーズか宮元啓一先生の本が何冊かあれば
それだけで幸せな時を過ごすことができる。


さて、高島俊男先生の「お言葉ですが?・芭蕉のガールフレンド」のなかで
「滄海桑田(そうかいそうでん)」という言葉が出てきた。
はるか昔に習った覚えがあるが思い出せない。
どういう意味だっけ・・・

と、早速ウェブで調べてみる。
意味は以下のようです。


「滄海」あおい海。あおうなばら。
青海原が桑畑に変わるように、世の中の移り変わりが激しいこと。
「滄海変じて桑田となる」
「桑田滄海」「桑田変じて滄海となる」「滄桑之変」ともいう。

儲光羲の詩「献二八舅東帰一」より出典


ふ〜ん・・・、調べても思い出せなかったところを見ると
そもそも知らなかったのかもしれない。

トイレでまいにち読む本「面白漢字学」は、もう何十回読んだか解らないのに
覚えていないところがある。初めは、そのたびに新鮮な感じがしたのだが
近頃は、昨日読んだはずのところでも覚えていないことがあって背筋が寒くなることがある。

そうかと思うと、一回聞いただけで何十年も覚えていることもある。
まぁ、どちらかと言えば、覚えていないことのほうが多いのだが・・・


こういうと、何か勉強したりすることは無駄のようの思えてくるが、そうではない。
それらが自分の中で醗酵し、再構築され自分としての揺ぎ無い思想として発露してくるのだ。
ただ、それを伝える手段(要領よくわかり易く文を書いたり、話をすること)が下手なので
それらが花開かないのが残念である。

私の脳の中も、脳細胞が変じて味噌にでも変わっているのであろうか?

心を満たすクラシック 9癒しのバロック BESTHEARTFUL CLASSICS (9) BAROQUE

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