混ぜるな危険!?

梅干を漬ける時期になりました。
今年は豊作の年なのか、沢山の梅の実を収穫することができた。

雨の中、雨合羽を着て収穫した。
気温もさほど高くなく、雨合羽着用の不快感はない。
かえって、雨合羽を着ていたほうが毛虫に被害にあわなくて済むので好都合かもしれない。


毎年、1本の木で収穫する量は高が知れている。
ところが今年は違った。
あっちの枝、こっちの枝に鈴生りになっている。

小梅などは、採っているうちに嫌気がさしてくるほど。
ブドウの房のように成っている。


夕方、収穫したものを水に漬ける。
一晩置いて、翌日に洗い、洗いながら大まかな選別をし、水気を切って干す。


干しあがったものを選別するのだが、今年はその量が半端ではないので
何時までたっても終わらない。
最初は、ラジオを聴きながらのんびりと作業していたのだが、
そのうちにうんざりしてくる。

しかし、ここで投げ出したら美味しい梅干も、梅酒も、梅シロップも
梅ジャムも作ることはできない。
辛抱して、どうにかこうにか選別を終える。



終えたところで、もう午後5時。
梅干は後回し、簡単な梅酒や梅シロップから始める。
五斗樽に梅干を漬けたら、もう暗くなってしまった。
体力はまだあるが、気力が続かないので作業終了。

翌日、五斗樽にもう1本梅干をつけ、残りを梅ジャムにする。
急用ができたので、梅ジャムを鍋に一つ造ったところで中止。
砂糖も足りなくなったので、翌日に回す。


さて、本題はここからだ。
所用を足し、ついでにスーパーで砂糖を買う。
何時もの甜菜糖とグラニュウ糖、それと健康によさそうな気がして
何気なくカルシュウム入りを買った。

これが間違いの元だった。


家に戻り、さて、梅ジャムにどの砂糖を使おうかと考えて
初めて使うカルシュウム入りにした。

なんとなく「カルシュウムと酸」の化学反応が気になったが
適当な量を入れてみる。

すると、何か白くなったような気がする。
砂糖の色かなと思っているうちに、ブクブク泡が立ってきた。

アレレと思っているうちに鍋から吹きこぼれそうになる。
慌てて火を止める。
砂糖の袋の裏書を読んで見る。
「多量の酸性を含む食品を加熱した中に入れると大量の泡がでる」
と書いてある。
「ジャムや煮豆に入れると白濁することがある」
とも書いてある。

これは、使用上の注意をよく読まない私のミスだ。
しかし、砂糖などの日常当たり前のように使っている
食品にこのような注意書きがあるとは普通思わないのではなかろうか?

そうであれば、表に大きく「混ぜるな危険!!!」と表示してもらえないだろうか。
画像は、泡立った鍋の様子です。