寝言

内の奥様は、寝言が多いです。それもハッキリと言います。
その他にも、なんだか良く解らない不思議な音をしょっちゅう出しています。
この間は「ブツブツ・・・・・・・・・・・・・・」とず〜と言い続けていました。
ブツブツと意味不明な事を言うのではないのです。本当に「ブツブツ」と言うのです。

寝ぼけて聞いていると、これがバイクか車のエンジン音に聞こえます。その前は、唇を「プッ」と鳴らす音です。それを延々とやっていました。これも寝ぼけて聞いていると、何かとても不思議な音に聞こえます。
（この間は、私がこれをやっていたそうです。それで私のことを腹を抱えて笑っていたので、奥さんは何時もやってますよ、と言うとバツが悪そうに部屋から出て行ってしまいました）

音の発生源が奥様だと解ったときには、ほっとしました。どこかで水が漏れているような音に聞こえたのです。

何時も同じ寝言を必ず言うのですが、その語調が変わるときがあって、変に断定的に威張る事があります。寒くなくても「寒〜い」と言います。真夏でも言います。
この間は、これを断定的に、威張った口調で「寒い！　あ〜ぁ寒い！」と言ってました。
寒いのは、私のせいだと言わんばかりの口調です。

以前書いたように、ペチャペチャと何か美味しそうに物を食べて「フフフフッ」と言うのなら私も嬉しくなるのですが、威張られたり泣かれたりするのは嫌です。

何故、寝言を聞く機会が多いかと言うと、寝る時間が1時間以上ずれているためだと思うのです。
私は、8時か9時には寝てしまいますから、奥様が寝言を言う頃になると目が覚め始めるのではないか、と勝手に思っています。
いや、もしかすると昼間の怨恨を夜になって晴らしているのか？

言い忘れましたけど、奥様は嫁入りのときに凄く高そうな羽毛掛け布団と羊毛敷き布団のセットを持ってきました、なのに自分のを使わずに私の羽毛掛け布団を使っています。
寒いから返してくれと言って居るのですが、何時になっても返してくれそうもありません。

快適睡眠のすすめ (岩波新書)