荒木先生遺作展の２

荒木先生の遺作展は、本日で終了致しました。
正確に言うと、先生のご子息の彫刻も展示されていました。それも大器の片鱗を窺うのに充分な作品でした。条件さえ整えば、大彫刻家になりそうです。

さて、先生との出会いの続きですが、初めての出会いの後、何度か友達の武道具店でお会いしました。一度拙寺にお参りされたいとのことで、快く承知いたしました。
先生もお人柄からお付き合いも多く、また多方面に亘って活躍されていたので、結局初めて寺に来られたのは、それから1年近くも経ってからでした。

先生が武道家であるためか「禅」に深い関心をもたれていました。そのため禅に関するお話が中心だったのですが、禅を言葉で理解していただくのは無理が有るし、また私もそれほどの力量は持ち合わせません。それから2度ほど立て続けに来られてから、急逝されてしまいました。生前の先生のご希望もあり当山に葬られることになりましたが、同僚の先生方、大学の同級生の方々など、引きも切らずお参りに来られます。