仲道郁代

suijuan2008-01-18

先日、日の出の遅い時間を
話題にした。


では、日の出の一番早い時間は
いつごろでどのくらいの期間なのだろう?
群馬環境カレンダーによると
4時26分で、6月3日〜24日の21日間。


日の出の遅い日数が17日間なのに対し
4日間も差がある。
なんせ地球も図体が大きいから、海の大きさや
陸地の大きさの按配が関係するのだろうか?


さて、話はなんの脈絡もなく音楽の話。
先日、仲道郁代のCDを買った。
ベートーベンのピアノソナタの全曲集の一部を
数枚。
本当は全部マトメ買いしたかったのだが、もし外れた場合には甚大な損害になる。それで、数枚だけ買って聴いてみた。


これがなんと大当たり!
いま手持ちの中で一番のお気に入りが、クラウディオ・アラウショパンノクターン集なんですが、その次に来るくらい良い。マウリツィオ・ポリーニより好きだ。
音にふくらみがあり、優しいだけでなく深みがある。


鈴木慶江さんのような、母性を感じさせるような歌声にも似ているかもしれない。
こういうものは感性の問題だから、好き好きがあって当たり前。ですから、反論などはしないように・・・といっても誰も書き込んでくれないからな。
何度も聞き込んでいくうちに、底の浅いものは次第に飽きてくる。
やはり、その道のプロが誉めるものは大概良い。中には、その良さがどうしてもわからないものもあるが、それは仕方がない。こちらの能力が劣っているからだろう。


話はまたまた飛ぶが、作曲者と演奏者ということで考えた。
つい先日買った、加藤浩子さんの「名曲を生み出した女性たち」を読むと、優れた作曲家というものは、押しなべて破滅的な人生を送った人が多いようだ。その病んだ精神と肉体の中で、どうしてこのような人の心を感動させる曲が作られたのか不思議だ。作曲には、すべてを犠牲にするほどの情熱が必要だということの証かもしれない。


考えてみると、優れた演奏者が精神や肉体を病んでいたという話は余り聞かない。皆さん健康そうだ。
と言う事は、優れた曲を表現するには、理解力と表現力のほかに健康な肉体と精神も必要なのか・・・だろうな。